本当にありがとうございました!
そんな濃厚な3日間を振り返って、改めて今思うことを二人でお伝えしていきますね💪
日本国内で「アンティーク」「ビンテージ」の価値を高めるために
日本で「アンティーク着物」というと、古めかしい着物というイメージがありますよね、、
それからお洋服の古着も日本では、安く買えるイメージばかり先行してしまって「古着=ブランドものを安く買う」みたいなイメージになっております。
一方で、ヨーロッパでは年代を重ねて時を経た古物は、もはや当時よりも高く評価され価値も向上する傾向が強いです。
日本との文化的な違いもありますが、そもそもの前提としてアンティーク品は「もう2度と同じものは作れず、昔の素晴らしい技術を持って作られた唯一無二のモノたち」になるからです。
それを今の時代にも受け継ぎ、きちんと生かそうとすればするほど価値は高まります。
話を戻して、日本はというと、着物自体が廃れてしまったこともありますが、どんどんその価値は下がり、
アンティーク着物(明治後期~戦前までに作られた着物)などは当時の価値を保つどころか
不要なもの(価格さえ付かないもの)とされています。
アンティーク着物は西洋文化の影響をうけた和洋折衷な図案が魅力
アンティーク着物は西洋文化が入ってきた頃の日本でファッションとして大変興味深いものとなっています。
例えば、着物というとお花や鶴や松などが書いてあり、和柄のイメージが強いですが、
大正時代などのアンティーク着物の中にはストライプ柄などもあります。
これは明らかに西洋文化に感化され、着物の柄や色も西洋風なものがふんだんに取り入れられた結果かと思います。
そのような歴史的背景から見ても面白いアンティーク着物は今の時代にももっと価値があって良いはずだと私は思います!!
確かにそうだよね!もうその頃のものは作れないし、今の時代に残っているというだけですごい価値があるよね
もう着物としては着なくても、ほんの少し工夫をするだけで楽しいファッションに変わったり、
生地に戻して新しいものに生まれ変わらせたり、そういう取り組みを当店でこれからも色々発信できたらと思います。
実際に色んなデザイン・アイテムに生まれ変わらせたものを見ていただくことで、
着物に対して「新しい」「お洒落」なイメージを持って頂けると嬉しいです。
当店で作っている袱紗やポーチ、トートバッグなどに形を変えているのには理由があるんですね✨
それは経年によって少し生地が傷んだりシミができた着物の場合、綺麗な部分だけ使って別の小物に生まれ変わらせて、その着物生地が持っている価値をさらに高めようとしているんです!
当店ではそのような着物をさまざまな雑貨や小物へ変えていくオーダーメイドを行なっております。
「手持ちの着物に愛着があるけど傷んでいて着れない。何かオススメのリメイク小物を作って欲しい!」
「家に眠っている着物からバッグを作って欲しいけど、どんなバッグが作れるの?」
など、まずはお気軽にご質問・ご相談くださいね♪
他にはないオンリーワンの「着物リメイク」はマリエフルリール大正浪漫店へ
当店が日々取り組んでいる、着物の様々なアップサイクル。
着物を自宅で持て余している中高年のお客様達は、多くの方がその活用方法を模索しているように感じます。
今回の展示会では、自分でリメイクされている方も多くご来店頂きました。
フクキモノで新たに生まれ変わった服は、5/21のデザインフェスタなどでお披露目されました!
「着物をリメイクしたいけど、どういったデザインがいいのか分からない」
「着物と着物の合わせ方って『センス』だから難しいわね〜」
「自分が持っている着物からどんなものが作れるのか分からない」
といったお声をよく頂戴します。
マリエフルリールは主に装飾品を扱うお店ですが、
色の知識やデザインの斬新さ、格好良さは洋服のデザインに通じるものがあると思います。
なので、3月のパリコレで経験・吸収してきた、世界から見た日本の着物文化の立ち位置・お洒落さを着物文化の発祥地である日本で発表して、
「着物=古くて新しい価値あるお洒落なもの」
にイメージを変えていきたいと思っています。
今回、型紙は販売してないの?というお問合せをたくさんいただきました!
しかし当店では型紙製作はしていません。その理由は、、、
着物リメイクの仕方や型紙を公開していないのも、それぞれの着物の特性に合うリメイク品を選んでサイズも考えて作っているからです!
絹の光沢感が美しい着物は、エレガントなセットアップ、
逆にハリのあるしっかりした着物はコートなどのアウターにしよう!など、
現物を見て触りながらスタッフ全員で相談し、一番最適な形をお客様にまずはご提案しております。
その代わり、着物リメイクやハンドメイドに興味のあるお客様向けには、
お一人お一人に合わせて作りたいもの作る「手作り教室」をご予約制で行なっています!
ご予約のご希望はカレンダーから来店ご予約お願いいたします。
ちょうど、展示会の日も「フランスリボンでバレッタ作り」「コットン生地でシュシュ作り」を行なっていたんですよ💝
手作り教室もマリフルはお客様一人一人のやりたいを教えるオーダーメイド指導です。
まずは作りたいもの、こんなものは教えてもらえる?などお気軽に公式LINEよりご相談くださいませ。
モノづくりをオーダーメイドで行う意味と可能性
展示会中、多くのお客様に何かをお話しする際に何度も「当店はオーダーメイドで」とオーダーメイドでのものづくりについて話している自分がいました!
私は、新卒でユニクロに入社しました。
高品質で低価格の商品を毎日何百枚単位で販売をしていました。
志高い仲間や上司たちと商売をするのはすごく楽しかったです。
でもある時、大量生産大量消費のものづくりに疑問を感じるようになりました。
(そのエピソードについては私のプロフィール欄でご紹介してます。)
世界でたった一つの1点ものへの憧れも元々あったことから、
本当に必要なものを必要な人が欲しいと思えるオーダーメイドのモノづくりで無駄のない、サステイナブルなモノづくりがしたい!と思うようになりました。
その想いで作っているので、お客様に同じものを何個も作った方が楽じゃない?と質問されても答えはNOですね!
それよりお客様の特別な瞬間や日常に心がワクワクするようなお客様に寄り添った作品を作る方が私は楽しいと思って仕事をしています。
今までも本当にいろんなものをオーダーメイドで作ったなとこの3日間の展示会で初心を思い出すことができました。
着物リメイクのさらなる可能性はメンズの和小物・和雑貨
今回の展示会には男性のお客様も数名ご来店されました!(嬉しいですね✨)
当店はユニセックスなデザインも一部ありますが、全体的には女性向けデザインが中心です。
なので「男性物もありますか?」というお声をいただくことが多かったです。
お洒落な男性のお客様は身だしなみにも気を遣われるので、ポーチやサコッシュといった小物に興味のある方が多かったです。
今後は男性向けの色柄や素材(しっかりした生地のもの)での小物作りも強化していきたいと思います💪
リクエストがある方は、是非お気軽にお問い合わせくださいね!
ここは男性っぽい色柄が大好き、シンプルな服が大好きなスタッフしーちゃんの出番です💪笑
実は新作の練習を兼ねて、休日に自分用の小さめショルダーバッグなどを作っています♪販売できるような形になればすぐにお知らせしますね!!
シンプルisベスト、シックな感じが大好きなしーちゃんのベーシックデザインと私の奇想天外なデザインを掛け合わせて、
おしゃれを楽しみたいメンズの方にもたくさんの作品を届けられるよう頑張ります!
展示会、3日間お越しいただきました皆様、本当にありがとうございました!
また次回、展示会を行う際もよろしくお願いします!