7歳の七五三の1番の悩みは、3歳の七五三と大きく変わって、
「着物着たくない!めんどくさい!」
という着物拒否に対しての悩みです。
3歳の時は、クズる、動いてじっとしてくれない、髪の毛が少ない・短いので髪飾りどうしよう!などのお悩みだったと思います。
逆に着物に関しては「お着物かわいいね〜」で「うん、かわいい♪」と普段は見慣れない着物に対してかわいいや憧れを抱き、着ること自体を拒否することはなかなかありません。
しかし7歳の女の子ともなれば、もう自我もはっきりしていてある程度の好き嫌いは当然あります。
「着物を着たくない!嫌だ!」と着物を着てくれない!記念撮影もできない!どうしよう…とお悩みを抱える親御さんが多いです。
7歳の七五三を嫌がる子の傾向とは?
・おしゃれが好きな女の子
・自分で保育園や幼稚園に行くときの洋服を選べる子
・自分の好きな色を自信をもって答えられる子
今まで当店で対応させて頂いた経験から、このような特徴が挙げられます。
どちらかというと「しっかりしている子」の方が七五三では大変かもしれないなというのを経験上感じております。
そのため、「お嬢様の意志を尊重していない」場合は、七五三を嫌がるという傾向があるように思います。
例えばこんなシーン、イメージできますか?
〜7歳七五三の着物選び in呉服屋さんにて〜
Aちゃん「私、◯◯の着物がいい!!」
親御さん「それは3歳の時にも似たような感じだったからこっちはどう?」
Aちゃん「えーーーー嫌だ!こっち!私これがいいの!●色が好きだし!」
店員「そしたらこれはどうでしょう?お嬢さまの好きな色も入ってますし、3歳の時とイメージ違うのではないでしょうか?」
親御さん「本当だ!これならいいかもね、ほらAちゃん、これかわいいよ〜」
Aちゃん「嫌だ!私これがいい!」
親御さん「、、、、困惑」
店員「Aちゃん、これもかわいいよ!ちょっと着てみようか?」
Aちゃん「嫌だ!着ない!」
親御さん、店員さん困惑、、、、苦笑
どうでしょうか?このシーン、よくある光景です。
7歳の七五三の主役はあくまでお嬢様であることを認識しよう!
七五三はお嬢さまの健やかな成長の節目をお祝いし、健康を祈るもの。
自分の大切な節目に親御さんや店員さんなどがあれこれ言ってしまい、
肝心なお嬢さまの気持ちを置いてきぼりにしていることが結構よくあります。
(親御さんたちはむしろお嬢さまのためにと考えているのだけども、、、)
まずはお嬢様の言葉に耳をすませてみましょう。
お嬢さまの気持ちに寄り添った七五三をするには?
7歳七五三で一番大事なのは、お嬢様の「なりたいイメージ」「これを着たい・こうしたい」を尊重して準備を進めることです。
例えば着物が決まったら、次は髪飾りを、次はどんな写真を撮りたいか。
一つひとつお嬢さまの気持ちを優先して決めていくことで、お嬢様の気持ちも次第に前向きになっていくことでしょう♪
ここで、7歳の女の子の夢を叶えた一つの事例をご紹介します。
事例 7歳のお嬢さまのお気に入りの着物で『着物プリンセス』になったお話
お宮参りや3歳の七五三でも着た、お気に入りのお着物がある7歳の女の子。
でもどう考えても短い、丈も袖もツンツルテン。
7歳七五三でもどうしても着たいご様子です。
さて、皆さまならどうしますか?
以下選択肢は2つになると思います。
①気に入っている小さい頃の着物は諦めさせて、新しい着物にしようね!と促す
②その着物をアレンジして7歳の七五三を迎えられないかと考える
今までのお話の流れですぐにわかると思いますが、後者を選んだ方がお嬢様も大満足するはずです!
けど、具体的にどうしようか…
お母様に話を伺っていると、こんなお話が。
「娘はもともとプリンセスが大好きでドレスの絵をよく描いているんです」
…ここで閃きました!
『じゃあ着物の着方を変えてみようか!普通には短くて着れないから、ドレス👗みたいにしてみよう!』とご提案することに。
その場でこんな感じで着れるけどどう?とお嬢様に伺うと、
「うん!着たい!そうする!!」と目を輝かせました。
- 『思い入れのある、絶対着たい着物』
- 『大好きなプリンセス』
この2つを掛け合わせて登場したのが、プリンセス七五三でした。
お嬢様の思いを尊重し、着物の形を変えて希望を叶えてあげることが出来ました♪
七五三詣の当日、お支度をして出来上がったら、まるで本当にお姫様のような着こなしに✨
鏡を見て笑うその笑顔は健やかな成長を迎えるお嬢さまの姿でした。
ちなみに、そこから始まった、小さくて着れなくなった着物を『着物ドレス』の形で着るという方法は、現在も当店の『彩りの七五三 お気に入りの着物でプリンセス七五三プラン』
として対応させていただいております♪
7歳の七五三はお嬢さまの気持ちに寄り添うことで上手くいく!
当店では、先ほどの事例のようなプリンセス七五三以外にも、7歳のお嬢さまに寄り添った七五三プランのご相談を承っております。
七五三は、型にはめなくても、それぞれのやり方で良いのです!
7歳のお嬢さまのやりたい!なりたい!を叶える七五三を行いたいなと思ったら、ぜひ当店の公式LINEへお気軽にご相談くださいませ。
公式LINEではデザイナー気軽に相談や最新情報・お役立ち情報を配信中しております。
お気軽にお友達登録してくださいませ^^
お嬢さまの気持ちに完全に寄り添うということは、大手のフォトスタジオや大手のレンタル着物店や呉服販売店ではなかなか難しいかもしれません。
その代わり、当店のような小さなお店だからこそ細やかな希望を叶えることができます。
お嬢さまの性格や個性、自分らしさが叶えられる七五三をぜひ一緒に考えていきましょう♪
当店の公式LINEまたはお問い合わせより、随時七五三のご相談承っております。
まずはお打ち合わせさせて頂き、お客様に合ったプランをご提案できたらと思います。
七五三のお祝いの概念を変えていくことも重要だと考えた日々
追伸:
最後までお読みいただきありがとうございます。
マリエフルリールの装飾デザイナー梅澤です。
ここからは私の実体験に基づく七五三のお話です。
当店の七五三は自由度が高い!それはまさに私が体験したことからそうなりました。
実は私も娘の7歳の七五三では相当苦労しました、、、。
娘は自分の自我がはっきり!
着物の色はこんな感じ、写真は撮りたくない、髪型はこんな感じと言ってくるのですが、、、それは娘の祖父母がイメージするような7歳の七五三とは到底かけ離れたイメージでした、、、。
私としては娘に寄り添ってあげたいが、昭和生まれの祖父母の七五三とはこうであれ!の気持ちもわからなくはない。
娘と祖父母の間に入って調整するのは本当に大変でした。(コロナ前の話)
でも、このコロナ禍になり、当たり前のことが当たり前に出来なくなった今、何をそんな形にこだわらなくてはいけなかったのだ、、、と思うようになりました。
当時の7歳の娘に対してなりたいイメージを叶えてあげて、娘が祖父母の期待することを理解できる歳(七五三の1年後になれば娘も祖父母の期待に応えた七五三後撮りをしてくれた)になれば、そのきもちに応えてもくれるようになります。
今回のコロナ禍で、7歳ちょうどで七五三祝いをしなくては!という固定概念も変わりつつあります。
当店でも8歳で後撮りや逆に卒園と同時に春に七五三というお嬢さまなど様々なご対応をさせていただいてます。だから、お母さんもお父さんも肩の力を抜いてくださいね!
決まりきった七五三じゃなくていい!お嬢さまが楽しいと思える七五三をぜひお迎え頂ければ幸いです。