装飾品オーダーメイド事例 お正月飾り|飾るタイミングはいつ?いつまで飾っておく? 

しーちゃん/STAFF

今日はお正月飾りのオーダーメイド作品のご紹介をさせて頂きます。
お正月の準備の一環として「お正月飾り」を飾ることが日本では古くから親しまれておりますね!
そもそもいつ頃から飾り始め、そしていつ頃までに片付ければ良いのか?など、お正月飾りについて詳しい説明もしながらオーダーメイドのお正月飾りの作品を紹介させて頂きます!
一緒に学んでいきましょう!!

目次

日本の行事 お正月

今の日本のお正月といえば、新年を家族や親族、お友達や地元の仲間たちと一緒に新年を祝うというイメージですが、

元来のお正月とは、年神様(としがみさま)という神様をお迎えするための行事なんですね!

年神様は五穀豊穣を司る農耕の神様で地域によっては「お正月様」と呼ばれたりもしています!

年神様は元旦にお家にやってきて、その年の幸せを運んでくれたり、厄祓いをしてくれるという役割もあります。

梅沢杏奈/デザイナー・店主

お正月飾りとは、まさに神様をお家にお迎えするための一つのいらっしゃいませ!的なウェルカムボードともいえますね!!

お正月飾りの代表は3つ

①しめ縄飾り

神社などでよく見かけますね!最近はお洒落なデザインも増えてきました。(画像:photoAC)

「ここは清められた神聖な場所です」という標識のような存在で年神さまをお迎えできる場所であるという存在を示します。

ある意味、神様の領域と一般の領域を分けるために使う役割も担っています。

そこで神棚と同じイメージで、高い場所に設置することが多いので、

一般の家庭で飾る場合は玄関の扉の上の方に設置することが多いです。

②門松

皆さんおなじみの、松竹梅が揃ったおめでたい門松です♪(画像:photoAC)

門松の役割も年神さまをお迎えする時の標識の役割を担ってますが、

もう一つ「家に邪気を入れない!」という役割もあります。

松という木は一年中落葉しないという縁起物で、松と一緒に生命力の強い竹、新春に開花する梅という松竹梅の3つの縁起を担いで門松飾りが作られることが多いです。

昔は松だけというシンプルさでしたが、時代の流れで大きなお店や企業さんなどは見た目も美しく華やかに!ということで松に加え、竹、梅と飾りが華やかになっていったようです。

これも時代の流れでしょうか😊

③鏡餅

おじいちゃんおばあちゃんの家にはこんな大きな鏡餅がよく飾られていた記憶があります。(画像:photoAC)

名前の由来の通り、鏡と付いているだけにこれは神器の一つのように喩えられています。

古代の日本では鏡=神様が宿る神聖なものと考えられていました。

鏡餅が丸いのは鏡の丸いイメージを表現したもので、家の中に訪れた年神さまが宿ってくれる依代の飾りです。

数の制限もないため、年神さまに来て欲しい!と思う部屋に全部飾ってもOK!

梅沢杏奈/デザイナー・店主

昔、おばあちゃんちには鏡餅がいろんなところに飾ってあったのを思い出しました。
小さい私にとっては鏡餅が何個あるかゲームで、新年におばあちゃんちにいくといろんなところを調べて鏡餅を数えて遊んだものです。

みかんが載せてあるのは、橙の代わりで家が代々ずっと繁栄していくようにという縁起の意味も込めています。

上記のように大きく分けて三つの種類がありますが、現代ではお正月飾りも人それぞれ、様々に形を変えています。

カタチを変えて今を彩る縁起もののお正月飾り

そもそも今の時代はお正月飾りもさまざまな種類が増えています!

大きいものが飾れない!というお家の方もいらして、小さめな飾りを作ってもらえますか!?というお声も頂きます。

時代に合わせて、その中に込められた意味はきちんと引き継ぎ、飾りは自分の好きな雰囲気にアレンジしても良いですよね!

ここで当店でオリジナルお正月飾りの事例をご紹介します。

オーダーメイド作品事例:「オリジナルのお正月飾り」

日本の光り輝き 扇飾りのお正月飾り/お客様の大好きな紫色を添えて。世界に一つだけの特別な縁起物が出来ました♪

このお正月飾りは当店の顧客さまからのリクエストで

日本の光り輝き」というシリーズの作品をお正月用にアレンジさせて頂きました。

日本の光り輝きシリーズは赤、緑、青などさまざまな色で作っているのですが、このシリーズが大好きなお客様から「今年のお正月飾りは日本の光り輝きシリーズで作って欲しい」というリクエストをいただき、

・好みの色

・大きさ

・これだけは入れてほしいパーツ

などをお伺いしてデザインしていきました!

扇飾りは和紙でカタチを作り、日本画で使う岩絵具などを重ね合わせて作っていきます。

最後に輝きを流布して、水に濡れても壊れないようにニスでコーティングして作ります。

その輝きがものすごく美しいため、お客様が

「年神さまも結局は美しいものが好きだから派手にやってちょうだいよ!」とリクエストをいただきました。

オリジナルのお正月飾りで迎える新年

今回の扇の色は「碧色」を目指しました!

碧という色には「青く美しい石」という意味もあり、純粋なさま、偉大なさま、強い意志といった『目に見えないきれいなもの』も表現している文字と言われております。

よく、名前にも使われている文字ですよね!

そのような意味合いもあり、年神さまにとっても「目に見えないくらい美しく綺麗なもの」をご覧いただき、お客様のお家に幸運をもたらしますようにという願いを込めて、この色に彩色しました!

しかしながら、この色を出すのはすごく難しいんです!

何度も何度も色の調合をして、一番美しい色味を引き出せるように頑張りました。

最後に、縁起物の鶴などを水引で作り、お客様の好きな色合いをたっぷり使ったお正月飾りの完成です。

当店ではお客様の想いをカタチにするお正月飾りもデザインしております!

オーダーしてみたい方はお気軽にご相談くださいね♪

オーダーメイド事例参考 ウォールアート作品として欲しいとのことで大和撫子のゆらゆら和細工飾りを壁掛け用にお作りしました

お正月飾りを飾るタイミングはいつ?

お正月飾りはいつ頃から飾り始めるのがベストなのでしょうか?

基本的には12月13日の「正月事始め」以降であればいつでも大丈夫とされていますが、今の時代はクリスマスまで玄関にクリスマスリースを飾りことが多いので、12/26以降にお正月飾りを飾り始める家が増えています。

今回のお客様は末広がりの「八」が入っている12/28にこのお正月飾りを飾ってくださいました!!

縁起がいい日に飾れたと教えてくれてお客様が送ってくださった写真がこちらです!

お正月飾りはいつまで飾るもの?

お正月飾りは、年神さまが滞在している期間飾り続けます。

地域によってもまちまちですが関東では1/7が一般的です。

基本的には松の内と言われる期間飾っておいて大丈夫なので、1/15まで飾る地域もあります。

関西では鏡開きを1/15、1/20に行うことが多いのでそれまで飾っておく地域もあります。

地域によってさまざまなので、一番安心なのは地域の氏神さまがいらっしゃる神社の社務所で伺ったりするのも良いでしょう!

鎌倉の私のお店の地域は1/7まで飾っておいて、1/8の朝に外すのよと教えてもらいました!

お正月飾りの処分方法

松の内(年神さまの滞在期間)を経て、取り外したお正月飾りは基本的に近所の神社さんへ奉納して処分するのが一般的です。

地域によっては「どんど焼き」というような火祭りを行なっていて、そこでお正月飾りをお焚き上げするような行事もあります。

当店のお客様のようにオーダーメイドで作った飾りの場合は処分するというよりは、飾りを一度清めていただいた後に、閉まっておいて頂き、また然るべき時期が近づいたら、一部を新しい飾りに変えたり、扇のメンテナンスをしたりとずっと永く使って頂きます。

それがオーダーメイドのモノづくりの魅力でもありますよね!

お客様にも今年の11月くらいになったら、お正月飾りを来年に向けてのご希望を聞いて、またメンテナンスさせて頂き来年も使っていただければ嬉しいなと思う次第です。

あなただけのオリジナルのお正月飾りで最高の一年を

色々なお客様から感想をいただく中で、

「オーダーメイドで作るものはこんなに愛着が湧いて、大切にするものなんですね!」といただくことがあります。

市販のものでももちろん素晴らしいですが、お正月飾りのように特別な時の装飾品は想いのこもったものであるとより一層大事にされますよね。

当店ではオリジナルのお正月飾りも含め、あらゆる装飾品をオーダーメイドでお作りさせていただいております。

オーダーメイドで自分の想いのこもった飾りを作ってみたい方はぜひお気軽にご相談くださいませ!

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