パリコレへの挑戦の道|アンティーク着物の再活用作品、製作の舞台裏を特別にご紹介します第三弾!

しーちゃん/STAFF

こんにちは、スタッフしーちゃんです!
今日は、マリフルの新たなチャレンジ(製作編)についてのお話です!
製作秘話や意外な裏話をお届けします!
詳細なモデル着用写真等は後日の解禁になりますので、お楽しみに♪

目次

大島紬で作る、ユニセックスなバケットハット

梅沢アンナ/デザイナー・代表

今回、パリコレ参画と並行して、
「マリフルらしい着物のアップサイクル×パリの街並み」
の撮影をするのが重要ミッションなんです!

アンナ社長から、

「バケットハット(いわゆるバケツ型の帽子)なんていいんじゃない!?」

というアイデアをもらって、いざ製作スタート!!

マリフルにとって初めての帽子作り!ドキドキ!!

帽子作りを始めてすぐに気づいたことがありました。

それは、

「丸く縫う作業の連続だから、正確に縫わないと完成しない」

ということ。

例えば1箇所が5ミリズレると、他の縫う箇所も5ミリズレてきます。

縫い代の幅がズレると

「円周が合わない=長さが足りないor余る」

なので、大ピンチ!!

縫い代1cmと決めて裁断した生地は、1cmできちんと縫う!

当たり前のように見えますが、これが今回一番難しくもあり、結果的に大事だったことです。

1cm幅で1周ぐるりと縫っています
一見難しそうな縫い方も、基本に帰って「決めた幅で縫う」が肝💪

バケットハットの上部分、横部分、下部分と縫い合わせて完成✨

全部大島紬という、考えられないくらい贅沢なバケットハットが完成!!

こちらのハットをパリで撮影してくるんですね📸

「大島紬×バケットハット」という世界に誇る日本の伝統工芸のアップサイクル 。

世界中のファッション関係者が集うパリの街並みで、どんなオーラを放つのか楽しみでなりません♪

大島紬(おおしまつむぎ)とは、鹿児島県奄美大島、鹿児島市、宮崎県の都城市等で織られている絹織物。鹿児島県奄美大島が発祥の絹織物で、結城紬と並ぶ高級紬の代表です。光沢のあるしなやかな地風が特徴。着物によく使用され、「着物の女王」と言われている。「大島紬」は「ゴブラン織」(フランス)、「ペルシャ絨毯」(イラン)と並び、世界三大織物として認識され、国際的にもその魅力が伝わっている織物のこと。

大島紬のワイドパンツ

先ほどのバケットハットとお揃いのワイドパンツも作りました✨

大島紬の、さりげなくインパクト大なワイドパンツ

察しの良い方はお気づきかもしれませんが、

「ワイドパンツの幅=着物の幅

なんですよ!

両端の生地が白くなっている部分が、着物1反の幅という印ですね。

以上、豆知識でした♪

さて話は戻り、このワイドパンツは全て直線縫い。

縫い幅を決めてひたすら縫っていきます。

先ほどのバケットハットと比べると簡単に感じてきました笑

ウエスト部分を縫っている様子。ウエスト部分に太い紐を通して履きます。
裾部分も丁寧に縫います。

パンツの股下部分以外は、こんな感じでひたすら作業。

(※股下の作業については、舞台裏第一弾の記事をご覧いただくとイメージが湧きやすいかもしれません😄笑)

そして完成品がこちら!

袴のような格好良さもあるパンツに!

今回の大島紬のワイドパンツは、ユニセックスな雰囲気だったので、

・パンツの丈をやや長めに

・パンツの裾部分の縫い幅をやや太めに

・ウエスト周りもベルト幅を太めに

することで、ざっくりとした雰囲気にアレンジして作っています。

梅沢アンナ/デザイナー・代表

着物の色や雰囲気に合わせてアレンジをするのは、色の知識が豊富なマリフルの得意技です♪
当日着用するモデルさんに合わせて細かなアレンジをしてようやく完成!
どんなスタイリングになるのか、来月の撮影をお楽しみに!

パリコレ後のマリフルは服のオーダーメイドも可能に

いよいよ3/3に迫ったパリコレ。

パリコレ後には着物のアップサイクル として、洋服のオーダーメイドの受付を開始します✨

梅沢アンナ/デザイナー・代表

その準備や試作品を日々スタッフしーちゃんと共に準備しています💪

「祖母から受け継いだ大切な着物。着物の色柄を生かしたおしゃれな1点物のコートは作れないか?」

「着物にシミや汚れがついてもう着れなくなった!綺麗な部分を使って何か作れないか?」

など、お気軽にご相談くださいね♪

パリコレ挑戦への熱い想いやクラファンサイトは下記からご覧ください😊

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