パリコレへの挑戦の道|作品製作の舞台裏を特別にご紹介します

しーちゃん/STAFF

こんばんは!スタッフしーちゃんです!
今日は皆さまに「アンティーク着物生地で作る服」の製作の風景をご紹介します。
普段は一気に完成させるので写真なんて撮らないのですが、、、
パリコレへの挑戦過程を見ていただきたく、記録用にちょっとずつ写真を撮りためています♪

ということで、今日は当店のスタッフしーちゃんがサンプル用に作った着物リメイクコートの製作過程をご紹介させていただきます!

目次

①アンティーク着物生地の下準備

着物を解体して糸くずなどを綺麗に取り除き、当て布をして慎重に生地のシワを伸ばしていきます。

梅沢杏奈/デザイナー・店主

この作業、丁寧にやらないと生地が破れるので、、、普段から器用なしーちゃんですが、より一層慎重に慎重にやってもらいます!昔の方はこの生地を全て手作業で縫い付けていたんだと考えると尊敬しかありません!!

そしてチャコペンで線を引いて生地を切り取るのですが、着物ならではの苦労が!!

着物って絹ならではの柔らかな質感のものが多く、まっすぐ切り取るのが難しい!

この生地はお家の蔵から出てきたという大正初期の紬です!
すごく綺麗な状態で残っていたものを当店の大切なお客様がお譲りくださいました!

洋裁は形通りに綺麗に切り取る作業が大事とよく言いますが、本当にそうです。

ここが最初の難関だったりします。

そして晴れて生地のパーツができたら、縫い合わせていきます。

縫製作業

これは袖パーツ。これを後で本体にぐるりと縫い付けます。糸の強さを調節しながら慎重に、、
本体の前と後ろをそれぞれ作り、縫い合わせます。一気にコートっぽくなってきました!!

このような感じでせっせと縫い合わせていきます。

実は今回のサンプルでは、予定になかったデザインを入れて見ました。

背中がのっぺりするのが嫌で、わざと生地を縫い合わせて切り替えデザインを入れました!

【番外編】デザインの裏話

マリエフルリールの物作りは1点1点オリジナルでアレンジを効かせて作ることを大切にしてます。

しーちゃん/STAFF

アンナ社長の製作手法がまさにそうですが、マリフルのデザインは和洋折衷のパーツを混在させたり、色々な素材を組み合わせていくコラージュ手法でできています。

着物生地の小物や服って、まとまった印象の大人しめなデザインが多い気がしますよね、、

でもマリフルでは

古い着物生地を現代風にカッコよく使いたい! 

デザイン性を持たせてもいいんじゃないか?

そのような思いで1点ものを作っています。

柄によっては、着物生地の端材が出るので、それはEcomono(エコモノ)としてまた生まれ変わるように端切れも大事に取っておきます。

とにかく余すことなく着物を活用していくのが当店のモットーです!

別々に作っていたパーツを全て合わせる

そんなこんなでいよいよ袖を縫い付けて大体完成です!

縫い付けほやほやの脇部分。楕円形の脇部分を長さを計ってゆっくり縫い合わせていきます。

③スタイリッシュなかっこいいコートの完成

大体完成!(作業中の洋服で失礼しました、、)大体の形が完成しました。後は細かい端処理だったり装飾をつけて完成です!

ここまで超集中してザッと計算しても1日半くらいの時間がかかります。

実は生地を切り取って生地パーツを準備するのに半日近くかかったんです!!

しーちゃん/STAFF

アンティークの着物は裁断に失敗すると、もう代わりがありません、、、
だから毎回生地にハサミを入れる作業の重みを感じています。

いかがでしたか?

製作中の様子、この部分を見て見たい!などリクエストがあればお気軽にどうぞ♪

パリコレ後のマリフルは服のオーダーメイドも可能に!

実はまだまだパリコレ本番に向けて洋服や小物を準備せねばいけません、、、

梅沢杏奈/デザイナー・店主

スタッフしーちゃんは元々、縫製スピードが超速です!
一緒に働いてたユニクロ時代でも同期の中でパンツの補正作業といえばしーちゃんで、正直私の2.3倍くらい作業スピードが速いと思います!それでも1日半もかかるんですよね、、、そのくらい繊細かつ丁寧に扱う必要がある高価な生地とも言えます。

次回はどんな製作舞台裏が見れるか?ぜひお楽しみにしててくださいね!

パリコレ挑戦への熱い想いやクラファンサイトは下記からご覧ください😊

ぜひ、当店の挑戦を応援していただけると嬉しいです!

最後までお読みいただきありがとうございました!

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