
こんにちは、スタッフしーちゃんです!
今日は、皆さんが気になっているであろう今後のマリフルが「どんな作品を発表していくのか?」についてのお話です!
製作秘話や意外な裏話をお届けします!
詳細な写真等はパリコレ後の解禁になりますので、お楽しみに♪
アンティーク着物生地で作る上下セットアップ
今回は、上品でクールな印象の、大正時代のアンティーク着物でセットアップを作るミッションです!
なので、上下共に縫い目がヨレヨレにならないように、ピシッと仕上がるように意識して製作しています。



実は着物一反からセットアップやデザインパンツ、コートなどを作っているんですよ。
袖や襟なども余すことなく工夫して使います。
なので、とにかく着物を解く作業から開始!
昔の着物は、信じられないくらい丁寧に、目立たないように全て手縫いされています。
それをひたすら解く→パーツごとに分ける→糸くずを取り除いたり低温でアイロンをかけて皺を伸ばす
ここまでやってようやくスタートラインに立てます。
そして生地を丁寧に印をつけて切り取り、縫い合わせていきます。


セットアップで特に難しいのは、立体パーツの縫い付け(袖や股下など)
袖部分は、平面ではなく立体的な作り方で作っています。(具体的には脇の下部分です)
袖は、皆さんもイメージが湧くと思いますが、丸や楕円形なんですね。
それを洋服本体に縫い付ける作業が、なかなか難しいんです。
「絹などのデリケートで柔らかい生地を丸く縫う」
これをしないと脇部分のラインが滑らかで美しいラインに仕上がらないんですね。
生地が足りないアクシデント発生!!
アンティーク着物は、どうやら大正時代の小柄な女性のものだったようで、
まさかの生地の長さが足りず、トップスの長さが5cmほど短くなりました。



アンナ社長に急いで相談!!
するとトップスの下にデニムなどマリフルらしいアイテムを重ねて着用するから、全く問題ないよ!と即答でした。
意外な答えにビックリ!!笑



時代物を扱うからこその苦労ってあるんですよね。
今よりも小柄な女性に合わせて作ったと言う背景もきっとあるんだなと思います。
そんなハプニングにはもう慣れっこです笑
オシャレに、着る方にぴったり似合うようにアレンジを考えるのが腕の見せ所ですからね♪


そして無事にセットアップが完成!
半袖と丈短めのパンツなんですが、どんなスタイリングになるのか楽しみです♪
アンティーク着物生地で作るスタイリッシュなユニセックスのコート
こちらは、実は一度サンプル品を作ったことがあるんです。
その際、身長168cmの私だと少し短め?な仕上がりになりました。
今回は男性モデルさんが着用する予定なので、アンナ社長は丈長めな着物を用意してくれました!
着物によって長さが全然違う、この特性を活かしてリメイクします。
今回一番工夫したのは、女性向けのパターンを男性向けにアレンジして作ったことです。
袖や裾の長さを長くして縦長のコートに。カッコイイ雰囲気に仕上げました!
また使用している着物はユニセックスな色柄のウール地の着物。
ピシッと仕上がるように、伸び止めテープを駆使して直線ラインが綺麗に見えるようにしています。
こちらは完成後に私が試着して一番気に入りました笑



着物リメイクって、何回も着用せずに作ってそのままになることが多いと聞きます、、、でも、それでは再活用する意味が全くないですよね、、、このようなコートは合わせる洋服を選ばないから、長く愛用できるイメージが湧きました♪今後もずっとお店の衣装として活躍しそうな予感です!
アンティーク着物を価値あるものにする活動
マリエフルリールは、今年の春からお客様の家に眠ってる着物を服や雑貨にカタチを変えて繋いでいくオーダーメイドを始める予定です。



価値ある生地で、そのお客様一人一人が本当に必要なものを作り上げて行きます。それを長くご愛用いただくことで、眠ったままの着物は本来の価値や輝きを取り戻します。
そのためのサンプル作りもパリコレ衣装作りと並行して行っています。
「バケットハットも作ろう!」
「TPOに合わせて付け替えができるカメラストラップがあればオシャレでいいな!」
「家に眠る着ないデニムを着物リメイク品につけてカッコよくしよう!」
などワクワクするデザイン案がどんどん膨らんでいます。
このサンプル品は、パリコレに行く時に持っていってパリの街で撮影しようと思っています。
今度サンプル品も仮撮影して、皆様に先にどんなものを作ってるのかお見せしますね😊
アンティーク着物の価値をパリコレへ!
当店は、今年の3月にRe.museさんのパリコレ出展に、当店の作品の一部が採用され一緒にパリコレへ行くことになりました!
パリコレに挑戦する熱い思いをぜひ下記よりご覧くださいませ!応援いただけると嬉しいです!