皆さまこんばんは!もう早いもので年の瀬ですね!今日の私はアトリエで成人式の髪飾りの製作の大詰めでした!明日年内最後の出荷をさせていただき12/31は束の間のお休みを頂こうと思います😊
タイトルの通り、2023年3月3日にパリのファッションウィーク(通称パリコレ)にRe.museさんの舞台に一緒に出展させていただくことになり、おそらく日本の装飾品店で初めてパリコレ出展に挑む私でございます。
まずは「なんでパリコレ?」というお話を少しだけ。
日本の着物の再活用価値を伝えるためにパリコレ挑戦!
パリコレに挑戦する理由は「日本の古き良き着物が新しくカタチを変えていくことの価値」を先に世界に広め、
日本でもその価値を再認識してもらいたい!という思いがあります。
今の日本では日常に着物を着なくなり、代々譲り受けたアンティーク着物たちは「タンスの肥やし」になってしまっていますよね、、、
かつて戦時中の日本ではこの着物がお米を買う代わりの貨幣に変わるくらい大切なモノだと祖母に聞いて育ちました。
だからこそ、この価値を誰もが知るパリコレというファッションの最高峰の舞台で、
作品として出展することで、
着物たちを再活用していくことが価値あるものに変わり、日本文化の未来に繋がっていけたらという強い想いがあります。
そこに強い想いがあるので、私たちのような小さなお店が世界の舞台に挑戦してでもそれを伝え、日本で広めていきたいと思ったのです。
スーツ×和小物のモダンなコラボレーション
今回はオーダーメイドスーツブランドのRe.museさんと一緒に出展ということで
スーツと当店の作品のコラボレーションで、これまた和洋折衷なコーディネートができることが私自身もすごく楽しみにしているところです。
自分史上最大のクラウドファンディングにも挑戦開始!
実はパリコレ出展には相当な費用がかかります。
2000万〜2億程度かかると言われておりますが、今回の私の場合はスーツブランドRe.museさんのパリコレ出展に一緒に参画するので参加費用は600万程度になっております。
しかし、それにプラスして渡航費、宿泊費、スタッフ費用など必要になってくるので算段すると800万超えるくらいになります。
当店のような小さなお店には負担がとてつもなく大きいもの、、、でも目の前にあるチャンスを逃したくないし、挑戦は早い方がいいと私は判断したので、今回はクラウドファンディングにも挑戦することにしました!
この2週間くらいもう何度、こうじゃないこれじゃ伝わらない、もっと簡単な言葉で、、、と試行錯誤してようやく出来上がってやっと公開できたサイトがこちらです↓↓
ほんの数分だけお時間を頂き、一度お読みいただければ嬉しい限りです!
挑戦を続けていくためにも、日々何を思っているのか明日からまた色々発信していきますね!!
最後にちょこっとだけ。
私は日本の古き良き着物が新しくカタチを変えて再生されてゆくことを世界の舞台で伝えていきたいと思って、今回パリコレ出展に挑戦する決意をしました。
今回の決意を周りの人に話した時に「あんちん(梅澤)は生き急いでいるなあ」と言われました(苦笑)
確かにそうかもしれません。
私は明日万が一何かがあっても後悔ないように「今日を一生懸命生きる」ということに集中しているような気がします。
おそらく「人生はたった一度きり」ということが私の頭に常にあるからです。
そのきっかけは大正時代生まれの現在100歳のおばあちゃんと今は亡きおじいちゃん・おばあちゃんという祖父母からの影響が強くあります。
祖父母は戦争体験者で、祖母たちの華の青春時代は防空壕の中、祖父は兵隊さんとして外地へ行き戦争をしていました。
そんな祖父母から小さい頃に戦争中の話を聞いてた私はいかに今を大切に生きることが大事かを常に教えてもらっていた気がします。
私たち人はいつか消えてしまうけれど、当店で作っている作品(モノ)はお客様が次の世代へ引き継いで下さればずっと残ります。
それはアンティーク着物も同じで、私がこの活動を通して日本の未来と繋いでいけばずっと続きます。
アンティーク着物を見てると、アンティーク家具を使っているといつも思います。
これは大切にしていく限りずっと続くのだなと。
人はいつか終わりがくるのに、モノはずっと大切にメンテナンスを繰り返し使えば人より長生きです笑
私は日々の活動を通してそのようにモノが受け継がれていくことで人の想いが受け継がれてゆくモノづくりをしていきたいと思っております。
今回の挑戦を通し、日本の着物文化の未来への寄与、そしてこんな小さなお店でも世界の舞台で挑戦できるんだということを証明してきます!
皆さまからの応援があると2倍頑張れます!